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かかりつけ薬剤師「退職」の疑義解釈 [診療報酬改定2016 疑義解釈]

2016年診療報酬改定における、かかりつけ薬剤師「退職」
についての疑義解釈が厚生労働省サイトに掲載されています。


Q:かかりつけ薬剤師が退職する等の理由で、当該薬局の別の薬剤師に引き継ぎを行う場合、
新たなかかりつけ薬剤師として当該薬剤師が継続してかかりつけ薬剤師指導料又は
かかりつけ薬剤師包括管理料を算定することは可能か。


A:同一薬局内であっても、かかりつけ薬剤師を変更する場合には、
新たなかかりつけ薬剤師を選択することの患者の同意が必要である。

また、同一月内は同じ薬剤師により算定することとしているため、
患者の同意を取得する時期も含め、薬局内で円滑に引き継ぎを行うこと。

なお、かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料は、
患者の同意を取得した後の次回処方せん受付時以降に算定可能となるので、
患者の同意を得る時期によっては、継続して算定することができない場合があることにも留意すること。

かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料の同意取得 [診療報酬改定2016 疑義解釈]

2016年診療報酬改定における、かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料
についての疑義解釈が厚生労働省サイトに掲載されています。


Q:かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料の患者の同意取得について、
例えば、患者が最初に来局した際にアレルギー歴や後発医薬品を使用することの意向等を確認する
アンケートの中でかかりつけ薬剤師についても意向を確認した場合、
そのアンケートの署名をもって同意を取得したことになるのか。



A:アンケートを行う際に、アンケートとは別に、かかりつけ薬剤師を選択することの
意向確認を行うことは差し支えないが、同意の取得に当たっては、
かかりつけ薬剤師の業務内容、かかりつけ薬剤師を持つことの意義、役割等について、
当該指導料を算定しようとする薬剤師が改めて説明した上で、
かかりつけ薬剤師に対する患者の同意を取得する必要がある。

また、アンケートへの署名ではかかりつけ薬剤師の同意を取得したことにならないので、
別途、かかりつけ薬剤師への同意に係る署名であることが明確にわかるようにすること。



薬価・効能早見表2016 [医学通信社] [診療報酬改定2016 点数早見表]

医学通信社の薬価・効能早見表2016が発売になりました。
点数早見表の中では、中和印刷と肩を並べて定番中の定番かと思います。


薬価・効能早見表2016 [医学通信社]

類書に比べ情報量が多く、検索方法も工夫が凝らされています。
「一般名索引」の他に、冠頭語(「複合」「5%」等)の有無にかかわらず検索できるよう,医薬品を二重に掲載されています。

B001「2」特定薬剤治療管理料とB008薬剤管理指導料「2」(安全管理が必要な医薬品)の
対象医薬品を個別にマーク表記してい点もポイントです。

後発医薬品の記載は、もはや各社とも横並びで記載されています。


同じ薬で支払額が異なるという事-門前のかかりつけ薬局・薬剤師の受難か [診療報酬改定 2016 かかりつけ薬局]

2016年(平成28年)の診療報酬改定では、既報の通り
「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」の制度が導入されます。

患者さん負担0の方については問題がないでしょう。

地域に根差した薬局についても、制度の主旨をご説明し、
(制度があってもなくても結局は24時間対応な訳ですから)
ご理解をゆるやかに進めていく形となるでしょう。

問題は、基幹病院の門前薬局です。

加算しない薬局と、加算する薬局。

同じ処方なのに費用が違う。

待ち時間が短そうだからと入ってみたら、前回よりも安い/高い。
このような情報は、待合室で一瞬で広まります。

これを恐れたら、薬局の経営側はどのように動くでしょうか。
我慢比べがはじまるのかもしれません。
国は、おそらくここまで見越したうえで今回の改定を行ったのでしょうか。
だとするならば、門前薬局に対する明確なメッセージかもしれません。


薬局は最後のチャンスなのか?-かかりつけ薬局に期待される物 [診療報酬改定2016 総論]

「薬局改革の元年」、2016年度改定 シリーズ「中央社会保険医療協議会」
https://www.m3.com/news/iryoishin/394857

73.備忘録 : 薬局改革元年
https://cocoyaku.jp/feature/15/4473


やや旧聞ですが、かかりつけ薬局・薬剤師の制度開始に向けて、
各所で議論が巻き起こっており、改めてとりあげてみたいと思います。

「明治の医制発布から何度目かの医薬分業元年になると思う。
 何度目かであって、今回は恐らく最後のチャンスに近い

「今回、かかりつけ薬剤師が明確になったところで、
 本来国民が利益を得られる医薬分業という姿を見せていただきたい」

「機能が発揮されるかどうか今後検証していく」

なかなか含蓄があり、厳しい言葉が並んでいます。
さまざまな意見があると思いますが、今回の診療報酬改定では確かに
 ・大型門前薬局の適正化
 ・かかりつけ薬剤師/地域包括医療
など、大きなテーマがならびつつ、「薬局・薬剤師に国として求める事」が再定義され、
一本筋の通っているないようであると考えます。

医療費高騰、高齢化等の山積する課題を前においては、
必ずや解決しないといけない問題でしょうし、残された時間は少なく、「最後のチャンス」である事には頷けます。



外用薬の薬価改定ポイント(2016) [薬価 2016]

今回の薬価改定では、多くの「経過措置による使用制限」が設けられています。
外用薬の場合、以下が平成29年3月末とされています。
需要がなくなったものが多数かとは思いますが、保険診療として使用可能な期限が定められているため、
該当するものがないか確認が必要です。

リフタマイシン点眼液0.3% わかもと製薬
イソプロピルウノプロストン点眼液0.12%「タイヨー」 テバ製薬
エコリシン点眼液 参天製薬
アンタップテープ40mg 帝人ファーマ
JDガーグル7% ジェイドルフ製薬
ポビドンヨードガーグル7%「あゆみ」 あゆみ製薬
グリセリン(大和薬品) 大和薬品工業
50%イソプロパノール「アトル」 アトルファーマ
70%イソプロパノール「アトル」 アトルファーマ
ハイポエタノール外用液2%「アトル」 アトルファーマ
マルプロ消毒用液 丸石製薬
トリアムシノロンアセトニド0.1%クリーム
インドノールクリーム1% 祐徳薬品工業
ゼスタックローション 三笠製薬
モクタール
パラベールクリーム1% 大塚製薬工場
パラベールローション1% 大塚製薬工場
ゼルスクリーム1% 前田薬品工業
ゼルス液1% 前田薬品工業
ジーナイガス-Xe133 富士フイルムRIファーマ
シルベラン軟膏3% 前田薬品工業
白色ワセリン(大和薬品) 大和薬品工業
ラベンダー油

外用薬は、比較的「長く」使っているところもあるのではないでしょうか?
白色ワセリンなど、留意が必要ですね。


注射薬の2016改定ポイント [薬価 2016]

今回の薬価改定では、多くの「経過措置による使用制限」が設けられています。
注射薬の場合、以下が平成29年3月末とされています。
需要がなくなったものが多数かとは思いますが、保険診療として使用可能な期限が定められているため、
該当するものがないか確認が必要です。

フロセミド注20mgシリンジ「テバ」 テバ製薬
塩酸ロキサチジンアセタート注75「タツミ」 辰巳化学
グラニセトロン静注液1mg「ケミファ」 日医工ファーマ
グラニセトロン静注液3mg「ケミファ」 日医工ファーマ
グラニセトロン点滴静注液3mgバッグ「ケミファ」 日医工ファーマ
マンニットールS注射液 陽進堂
エポジン皮下注アンプル9000 中外製薬
エポジン皮下注アンプル12000 中外製薬
テイロック注射液5mg 帝人ファーマ
テイロック注射液10mg 帝人ファーマ
リンコマイシン塩酸塩注300mg「NP」 ニプロ
リンコマイシン塩酸塩1g3.34mL注射液
リンコマイシン塩酸塩1.5g5mL注射液
テイコプラニン点滴静注用200mg「TYK」 大正薬品工業
ビスタマイシン筋注500mg Meiji Seika ファルマ
ビスタマイシン筋注1000mg Meiji Seika ファルマ
ガスえそウマ抗毒素
人全血液
解凍人赤血球液
人赤血球液
新鮮凍結人血漿
白血球除去人赤血球浮遊液
洗浄人赤血球液
赤十字アルブミン5%静注12.5g/250mL 日本血液製剤機構
ノバクトM静注用400単位 化学及血清療法研究所
ノボセブンHI静注用1mg ノボ ノルディスク ファーマ
ノボセブンHI静注用2mg ノボ ノルディスク ファーマ
ノボセブンHI静注用5mg ノボ ノルディスク ファーマ

薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(平成28年4月1日適用)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2016/04/tp20160401-01.html

平成28年9月末までの経過措置による使用期限(外用薬) [薬価 2016]

今回の薬価改定では、多くの「経過措置による使用制限」が設けられています。
内服液の場合、以下が平成28年9月末とされています。
需要がなくなったものが多数かとは思いますが、保険診療として使用可能な期限が定められているため、
該当するものがないか確認が必要です。

ヒアール点眼液0.1 キョーリンリメディオ
ジクロフェナクNa点眼液0.1%「ショーワ」 あゆみ製薬
マイリー点鼻液0.125% マイラン製薬
アセチルシステインNa塩注入・吸入用液20W/V%「ショーワ」 あゆみ製薬
ポビドンヨードガーグル7%「ショーワ」 あゆみ製薬
マルチネスパップ70mg 大石膏盛堂

薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(平成28年4月1日適用)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2016/04/tp20160401-01.html

平成28年9月末までの経過措置による使用期限(注射薬) [薬価 2016]

今回の薬価改定では、多くの「経過措置による使用制限」が設けられています。
注射薬の場合、以下が平成28年9月末とされています。
需要がなくなったものが多数かとは思いますが、保険診療として使用可能な期限が定められているため、
該当するものがないか確認が必要です。

ミダゾラム注射液10mg「タイヨー」 テバ製薬
ヒシセオール液 ニプロ
アスルダム注1mL ニプロ
アスルダム注2mL ニプロ
トラネキサム酸注射液1000mg「タイヨー」 テバ製薬
点滴静注用バンコマイシン0.5「MEEK」 小林化工
点滴静注用バンコマイシン1.0「MEEK」 小林化工
セフメタゾールNa静注用0.25g「タイヨー」 テバ製薬
セフメタゾールNa静注用0.5g「タイヨー」 テバ製薬
セフメタゾールNa静注用1g「タイヨー」 テバ製薬
セフメタゾールNa静注用2g「タイヨー」 テバ製薬
献血アルブミン5%静注5g/100mL「ベネシス」 日本血液製剤機構
献血アルブミン5%静注12.5g/250mL「ベネシス」 日本血液製剤機構
赤十字アルブミン20%静注4g/20mL 日本血液製剤機構
赤十字アルブミン20%静注10g/50mL 日本血液製剤機構
日赤ポリグロビンN5%静注0.5g/10mL 日本血液製剤機構
日赤ポリグロビンN5%静注2.5g/50mL 日本血液製剤機構
日赤ポリグロビンN5%静注5g/100mL 日本血液製剤機構
日赤ポリグロビンN10%静注5g/50mL 日本血液製剤機構
日赤ポリグロビンN10%静注10g/100mL 日本血液製剤機構
イオベリンシリンジ300 テバ製薬

薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(平成28年4月1日適用)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2016/04/tp20160401-01.html

向精神薬の算定要件見直し [診療報酬改定 2016 減算]

向精神薬を多種類処方した場合の処方料、処方せん料、薬剤料の減算
について、減算対象となる基準が引き下げとなります。

また、「医学的管理が不十分なまま大量に処方された可能性が高い患者」に対する評価引き下げも盛り込まれています。

要するに、安易(ととられかねない)向精神薬の多剤・大量処方は、国にも患者さんにもよくないという判断でしょうか。



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